アゲインで現在取り扱うマスタング&カマロは、どちらも1世代前のモデルが中心。
1世代前のモデルが狙い目!
安心して乗って楽しい 1世代前のモデルが狙い目!
エスカレードやナビゲーターなど、フルサイズSUVを多く手がける埼玉のアメ車専門店「アゲイン」。近年のマッスルカームーブメントに呼応して、最近ではマスタングやカマロも積極的に取り扱っており、趣味性の高いアメ車も幅広く取り扱っている。今回はマスタングとカマロの失敗のない選び方などをレクチャーいただくことにした。
比較的新しいクルマなら安心して乗れるし楽しいことウケアイ!
アゲインで現在取り扱うマスタング&カマロは、どちらも1世代前のモデルが中心。特にマスタングは2005年に登場した第5世代が流通量も多く、またモデルイヤーや排気量にこだわらなければ、かなりリーズナブルな買い物ができるそう。 全体的に比較的リーズナブルな価格帯になり始めたこともあり、免許を取得したばかりの若いユーザーが中心かと思いきや、ミドルエイジ以上にとっては長年憧れ続けていたクルマ。
そのため、幅広い年齢層のユーザーが購入しているとアゲインの寺本社長は語る。 対するカマロは、まだまだ高年式車が中心なので、価格帯も高値安定。こちらの車両は2010年に新車並行で輸入したモデルで、もちろん日本の法規制に合わせて改善済み。映画トランスフォーマーの影響もあって、比較的若いユーザーに人気が高いとのこと。 ちなみに両車に共通して言えることだが、比較的新しいクルマなのでウィークポイントは特にないそうだ。
もちろん、日常的なメンテナンスは重要だが、ビンテージカーと比べると、間違いなく気兼ねなく乗れる。また、2ドアクーペスタイルである以上、やはり後席の居住性は必要最小限レベル。トランクスペースもあまり期待しない方が良いので、趣味に特化したクルマと考えるべき。その辺りをしっかりと納得して乗れるのなら、気持ちよく楽しく走れるクルマであると断言しよう!
2008 FORD MUSTANG CONVERTIBLE V6 4.0?
今回紹介するアゲインのマスタング。最大のポイントは、コンバーチブルモデルという点に尽きる。サンルーフとは比べ物にならない開放感で、シーサイドがよく似合う。エアロパーツはシェルビーパッケージをチョイス、18インチのアルミホイールを装着する。 第5世代のマスタングには、モデルイヤーやグレードによってV6・4.0?/V8・4.6?/V8・5.0?の3種類のパワーユニットが設定される。
予算や経済性を重視したい人にはV6モデルをオススメするが、何が何でもマッスルカーの醍醐味と言うべき「豪快な加速感を味わいたい!」と言う人には、V8モデルはマストとも言える。クーペだけでなくコンバーチブルモデルもラインアップされているので、オープンエアーを味わいたい人にオススメ。
初代マスタングを彷彿とさせる、T字型のインパネを採用。最新のクルマと比較すると、いささかシンプルすぎる印象も。シートポジシションが深めなので、女性にはノーズが長く思えるかも。また2ドアモデルなので、後席の足元は広いとは言い難い。
エンジンはV6・4.0LのSOHCを搭載。これに5ATを組み合わせる。今時のクルマには当たり前のようにパドルシフトなどが装備され任意のギアを選択できるが、この年代ではまだまだコンベンショナルなATが主流となる。足回りはノーマルで、タイヤサイズは前後とも235/50R18となるが、比較的マイルドな乗り味なので快適性も高い。
2010 CHEVROLET CAMARO RS V6 3.6L
非常に低くワイドなシルエットを採用しており、攻撃的な雰囲気が特徴。マスタングと同様、初代を彷彿とさせるデザインがそこかしこに盛り込まれている。ただしデザインを優先させたためか、トランクの容量は比較的あるものの、間口が狭くゴルフバッグが入らないので注意が必要かも。
第5世代のマスタングが初代のリバイバルというべきスタイルで登場し大ヒットしたのを受け、7年の沈黙を破り登場したのが5代目カマロ。マスタングと比べると、生産期間の短さもあって日本国内での流通量は比較的少なめ。ちなみにカマロにはV6・3.6?とV8・6.2?が設定されるが、排気量が同じでもエンジン型式が異なるので、ハイスペックな仕様が欲しい人は、高年式車をリクエストした方が良さそうだ。
マスタングと比べると後発である分、先進的な技術が盛り込まれたカマロ。ヘッドアップディスプレイやパドルシフトなどがそれだ。ルーフはかなり低めで、身長が高い人はコンバーチブルモデルを選んだ方が良いかもと思ってしまうほどだ。
今回紹介するカマロは、V6・3.6?エンジン搭載モデルで、トランスミッションは6AT。ステアリングコラムにはパドルシフトも備わり、ヘッドアップディスプレイと相まって、視線を移動することなくシフトチェンジが可能。フロントタイヤは245/45R20で、リヤタイヤは275/40R20をチョイス。安定感のあるフィーリングが魅力と言える。
SHOP Info アゲイン
●所在地/埼玉県八潮市浮塚233-1
●TEL/048-999-5563
●http://www.again-car.jp/
アメリカ本国から車両だけでなく、パーツも取り寄せることができるので、車両の購入だけでなくカスタマイズまで幅広く対応してくれる。自社工場を併設しており、車検・整備はもちろんのこと鈑金塗装まで対応可能。在庫車両は3カ所に展示されており、セダン/SUV/ミニバンの3種類に分かれているので、一度実車を見に行ってみるべし!
Photo /浅井岳男 Text/空野 稜
アメ車マガジン 2018年 11月号掲載
最新記事
2024/12/03
アメ車&ドイツ車を専門に扱う日本有数の解体ショップ【T&K インターナショナル】
MAINTENANCE of AMERICAN CARS
解体屋ならではの迅速な対応でアメ車乗りをサポート
2024/12/02
激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ
いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!
2024/11/29
【ファニーガレージ】クルマ全般に精通しており、頼れるアニキのような存在!
自動車メーカーやアメ車専門店など、様々な経歴を持つファニーガレージ代表の森 博章さん。アメ車専門ではないが、常にユーザーに寄り添ってくれる、真のモータースと呼ぶのが相応しいお店だ。
2024/11/28
【GMCラリーSTX】真鍮&ウォールナットとGMCラリーのコントラストが映える
モノ選びは直感。既製品で存在しない物は作ってでも納得のいくモノを愛用したい。そんなこだわりの強いオーナーに好まれるビンテージバン。飾り過ぎはナンセンス。ありのままを受け入れる余裕が魅せる“濃い目のバンライフ”。