本気のオフロード派ならルビコン、都会派にはアルティテュード
様々なフィールドで使えるフリーダムマシン
様々なフィールドで使えるフリーダムマシン:Jeep
毎月、 SPORT名古屋アメ車専門店 がオススメするナイスなアメ車を紹介しているが、同店がもっとも多くストックしているのがJeepだ。豊富な在庫からアナタにピッタリのJeepを選ぶことができるってわけだ。今回は、Jeepラングラー・アンリミテッドの ルビコン とアルティテュードを紹介しよう。
07年にリリースされて以来、現在もラインナップされるJKシリーズにおける4ドア車、アンリミテッド。ルーフ&フェンダー部分が車体色と同色でペイントされる「サハラ」と、ブラックの樹脂を活かした「スポーツ」と、大きく分けて2バリエーションでラインナップされている。
いずれも共通してルーフ(スポーツにおける黒い部分)が脱着式なのが他のSUVにはないポイントの1つ。軽量かつ剛性にすぐれた樹脂製となっており、運転席、助手席、後部座席以降の3分割で構成される。後部座席以降は約20kgあり、サイズ的にも脱着には2人での作業となるが、運転席&助手席の前方部分の脱着は、数カ所のレバーとダイヤル式のネジの操作のみで、工具なしで一人でも簡単に脱着可能。
オープンエアーが満喫でき、後部座席でも開放感が得られるのでドライブが楽しくなる。 今回紹介する2台は、いずれもJeepならではの特別仕様車で、日本車にありがちな「お買い得」的アプローチではなく、明確なキャラクターが確立されているのがポイント。
クロカン車としてのJeep本来のオフロード走破性をより高いレベルで楽しめるタフな仕様の「ルビコン」と、アーバンユースに焦点を絞り、スタイリングや装備の面でアップグレードした限定色:アンヴィルを纏った「アルティテュード」を紹介しよう。楽しみ方や活躍させるフィールドに応じてチョイスすることで、同じラングラーでも、ワンランク上の満足度が得られるのだ!
Jeep WRANGLER UNLIMITED RUBICON & ALTITUDE
2014 Jeep WRANGLER Unlimited Altitude スタイルも走りもグッドなJK JKシリースは、初めて乗った時点で、SUVとしてそれまでのTJから格段に進化を遂げた良質さを感じた。
その個体は2ドア車だったが、ホイールベースの長い4ドアのアンリミテッドでは、更にシットリとした乗り心地の良さが得られ、それでいてしっかりとした足付き感と、滑らかかつトルクフルなポテンシャルの高さが共存し、個人的にも一発でファンになったほど!
3.6L、DOHC・V6&5速ATによるドライブフィールは、市街地から高速道路まで、良質なSUVとしてバランスが取れている。燃費も平均して8km/?と、フレンドリーなのも◎!
好みは人それぞれだが、SUVとしての条件をこれほど高いレベルで構築しながらも、コストパフォーマンスにも優れるモデルは、他にないと言っても過言ではないほどに魅力的なSUVだ。
200台限定の「アルティテュード」の中でも、50台限定の車体色アンヴィルを纏った希少な個体。渋めのトーンのグレイには、タフさとモダンさが共存し、アーバンユーズにマッチする。専用のフードグラフィックや、ブラックアウトしたグリルやホイールがアクセントとなり、他のアンリミテッド車と一見して分かる相違点となる。
シンプルな7スポークホイールは、全体のルックスにマッチするグロスブラック仕上げ。装着タイヤは255/70R18サイズ。デッドニング効果の高いこともあり、ロードノイズは気にならない。エンジンはV6 3.6Lを搭載。
インテリアは基本的に黒で統一され、シートはリッチな本革でアップグレード。脱着可能な部分の内側は共通して白で統一される。運転席&助手席の2分割トップを外すのは、初めてでも数分で行なえる。後部を外さなくとも、かなりの開放感が得られ、装着もイージーなのが◎!
2014 Jeep WRANGLER Unlimited Rubicon X スタイルも走りもグッドなJK
ラングラーの中で最もオフロード走破性の高いグレードとして2003年に登場したルビコンの誕生10年を記念した限定車「ルビコンX」。そのネーミングは、世界で最も過酷なオフロードエリアといわれるカリフォルニアにある“ルビコントレイル”に由来する。
前輪のストローク量を増加させる電子制御式フロント・スウェイバーディスコネクトシステムや、車輪の空転を防ぐいわゆるデフロック、トゥルロック・ディファレンシャルを搭載。
Jeepならではのオフロード走破性を高めたタフな仕様でありながら、SUVとしての快適性を確保しつつ、最も人気の高いブラックを基調としたクールなルックスも魅力。ハードなクロカン走破性を求める人には、このルビコンが何よりもオススメ。世界ナンバーワンの悪路走破性を持つ「ヨンク」である。
パワートレインは3.6?、DOHC・V6&5速ATと、アルティテュードと共通だが、パフォーマンスの高さを感じさせるパワードームを持つ専用フードが目を引く。
ラングラー・スポーツをベースとしているため、フェンダーや脱着可能なルーフ部は無塗装の樹脂となるが、車体色の黒とのコントラストが全体のイメージを引き締めている。
現在のトレンドが反映された星形デザインの17”ホイールはルビコンXならではの特別装備。デザインの良さもさることながら、ホイールには初代MBを思わせるシルエットが赤でプリントされるなど、遊び心が感じ取れて◎。タイヤは265/70R17。
シートはフロント2脚に“ルビコン”のレタリングが刺繍で入る。シートおよびアームレストのステッチは、専用のシルバーとなる。リアシートにはリクライニング機能がないため、長距離ドライブなどでは不満を感じるが、この個体は、カスタマイズオプションによるリクライニング機能を持つ。
クロカンヨンクとしてのポテンシャルを高める機能として、電子制御式フロント・スウェイバーディスコネクトシステム、トゥルロック・ディファレンシャルを装備。いずれもダッシュの右下の赤いスイッチによって任意で機能する。
SPORT?名古屋アメ車専門店
愛知県尾張旭市渋川町3-2-3
Tel:0561-51-4092
HP http://www.sport-inter.com/
クロスカントリー車でありながら、4ドア化をはじめ、総合的に進化を遂げたJK型ラングラー・アンリミテッドは、1台のSUVとしての支持が高い。
そんなラングラー・アンリミテッドを筆頭に、ラングラー・マウンテンなどの特別仕様車にいたるまで、様々なニーズに対応する幅広いバリエーションによる大量のストックを誇る。
それだけに、同店に足を運べば、細かな仕様の違いや、それぞれの魅力を実際に感じ取りながら、理想の1台を絞り込めるぞ!
PHOTO & REPORT ■石橋秀樹
アメ車マガジン 2018年 10月号掲載
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