カスタムラングラーが揃ってオフロード、しかも女性オーナー!
いっちゃえガールズ! ドキドキ☆ツーリング
AMEMAG GIRL WOODLAND TRAIL
#アメ車女子林道ツーリング
#アメ車女子のライフスタイル
フツーに乗ってるだけじゃ物足りない!
2018年7月某日、知人のラングラーオーナーから「女の子だけで林道ツーリングに行くんですけど?」という連絡が入った。カスタムラングラーが揃ってオフロード、しかも女性オーナー! アメマガが喰いつかないワケがない。ということでドキドキツーリングにお邪魔してきました!
スリル満点ツーリングにドキドキが止まらない!?
タイヤは谷まであと数センチ。クルマの重量に押された路面の振動で石が谷へと落ちていくが、木に当たる音が響くのみで谷底につく気配はない。山側のタイヤは前後ともに斜面へかけているのだが斜面は岩と土なのでガラガラと崩れていく。道が細く、しかもコーナーなのでこうしないと通れないのだ。
これがオフロードコースならばラインがずれても仕切りなおせるが林道ではそうはいかない。下手をすれば数十m下の谷底へと転落してしまう。そんな場所ながら「もう少しハンドル切って」「ブレーキ!」などと声を掛け合いなんとかクリア。よかったねーと肩を抱き合う。このシリアスな林道ツーリングを楽しんでいるのは女性ラングラーオーナーたち。
彼女たちの出会いは今年のJOAやSNSなどさまざま。そこで今回、なかなか出会わない女性ラングラーオーナーたちだけで林道ツーリングに行こうとなったのだ。声を掛けたのはオフロード走行イベントやレース観戦なども積極的に行なうミエルさん。これに呼応したのがUさんとあさみんさん。
実はもう一人参加予定だったのだが、お子さんが熱を出したということで欠席。これにレースで上位入賞するというサファリ乗りの男性がヘルプで参加し、4名でのツーリングとなった。 前日は林道のある栃木県のホテルに宿泊し、ラングラーやオフロード談義に花を咲かせたという。日帰りツーリングだとなかなかこうした話はできない。
前泊となったホテルの駐車場にそろった3台のラングラー。ライトからヘビーまで !?それぞれのスタイルを楽しんでいるのが分かる。それにしてもこのラングラーがすべて女性オーナーとは。乗りこむ姿もとってもカッコよかったぞ。
そして当日。駐車場には迫力満点のラングラーが3台、ズラリと並ぶ。なかなかの迫力だが、これがすべて女性オーナーたちの愛車とは思えない。 今回予定している林道はミエルさんが下見をしてピックアップしたコース。
1本目はこぶし大の岩が一面に敷き詰められた谷間。日本とは思えないダイナミックな風景が広がるが、下見した時よりもかなり荒れているため安全に帰れないとの判断で却下し目的地を近くの林道へと変更する。だがこちらもすでに下見済みで、迷うこともなく進入禁止ゲート前まで無事に到着。
道はやや狭いがフラットで釣りや登山が目的の普通車も入れるということでラングラーの性能を楽しむには役不足。とはいえ行き止まりには清流も流れておりひとまず休憩となる。イスとテーブルを出してのラングラー談義。隙さえあれば次は何をカスタムするとかどこのパーツがいいのか、なんて話で盛り上がる。
1カ所目は日本とは思えないダイナミックな風景が広がるスポット。以前はクルマを入れられたというが、今回は路面が荒れており、無事に戻ることが難しそうだったために却下となった。こうした判断も林道ツーリングには必須のテクニックで、勇気ある撤退も重要な要素。
次に向かった場所はフラットな林道。普通車も入れる路面なのでリラックスモードでドライビング。行き止まりにはキレイな川が流れており、イスとテーブルを出し休憩タイム。ガッツリ走るだけじゃないのが女性オーナーの林道ツーリングだ。
ハードな林道だって女子らしくオシャレも色気も忘れずに楽しむぞ!
そして次の場所へ。ここは積雪時に下見をしただけだがとりあえず行ってみようとなった。だけどこの林道が曲者だった。もともと日本の林道のほとんどは軽規格で作られた道幅がほとんどであり、ラングラーにとってはタイトなのだ。
路面も荒れ気味で所どころにはモーグル状の地形もあり、SUVではバンパーのヒットを気にするほど。とはいえラングラーならば問題なし。張り出す枝をカットしつつ進んでいく。
というか道が細いのでUターンもできず行けるところまで、というのが実際のところ。そして冒頭の極狭コーナーに差し掛かったのだ。そんなポイントも仲間同士で誘導したりしつつ、なんとか無事に走破!
ハードそうな場所を走る前にはしっかり下見を忘れずに。どう走れば安全なのかを確認しつつ、誘導してもらえると安心して走ることができるのだ。ちなみにここは「この石ジャマだね~」と話しているところだ。
最後にチャレンジした林道は狭く、荒れているポイントも多いなどかなりハードだった。トレッド幅ギリギリのコーナーではさすがに苦労したものの、ほかのポイントはきっちりとクリアしてラングラーの実力を実感。
朝から夕方までみっちり走った一日となった女性オーナーによる林道ツーリング。予想以上のスリル満点ドライブとなったものの充実度はバツグン。ラングラーの性能を実感できる、忘れられない体験となったのだ。
Jeep Wrangler Unlimited MIERU
実戦的ハードカスタムながらセンスよくまとめたオシャレラングラー
5年前に新車で購入したというミエルさんのラングラーはトレイルエディションⅡのデューンカラー。オフロードを想定したカスタムを行ないつつもセンス良くまとめている。
まずオフ用のカスタムはBFGの35タイヤにF:2、R:2.5のリフトアップ。フェンダーもフラットに変更している。さらには前後バンパーやLEDライトバーなども装備。
その上でグリルやインナーフェンダーなどをサファリ仕様の様なゼブラパターンのグラフィックでドレスアップ。ジープガールズのオリジナルステッカーもポイントだ。
大径タイヤにリフトアップ。ウインチやLEDライトバーを搭載したラングラーとなるとついついイカツイスタイルになりがちだが、これをセンス良くまとめるのが限定のデューンカラーとゼブラパターンのデカール。
見えやすいインナーフェンダーもゼブラ柄に統一してこだわりのルックスとしている。
Jeep Wrangler Unlimited U
ラングラー歴2年ながらオフの楽しさに目覚めたキュートジーパー
残念ながら顔出しNGのラングラーオーナーのUさん。出会いは突然で、街中で見かけたラングラーに惚れ込み、コツコツと貯金をして念願の愛車を手に入れたという。
最初はシンプルかつ可愛く乗るつもりで赤色のパーツでインテリアをカスタムしているだけだったが、ツィッターで知り合ったベテランジーパーのカスタムラングラーを見てどっぷりとカスタムにはまっていく。
今では37インチタイヤにテラフレックスサスで2.5インチの車高アップ。バンパーはなんと自分でデザインしたワンオフ品に換装している。
37インチの大径化に合わせてファイナルを4.56にダウン。効果は絶大で「安心してオフロードを走れました!」と言う。ちなみにUさん、普段からオフロードを走っているそうで、ライン取りなどもバツグンの安定感を見せてくれた。
またマフラーの自家塗装など言うDIYカスタムも行なっているそうだ。
Jeep Wrangler Unlimited ASAMIN
シンプル&シックなカスタムで大人のラングラーライフを楽しむ
今回もっとも遠く、宮城県から参加したのがあさみんサン。地元ではラングラー乗りの女性オーナーがおらず、今年のJOAでミエルさんと知り合ったのを機に意気投合。ちなみにオフロード歴は今回で2回目。
けっこうハードなツーリングの感想は「死ぬかと思ったけど楽しかった。運転がもっと上手くなりたい!」とオフロードの楽しさに目覚めたみたい。ディーラーで試乗したラングラーがきっかけとなって趣味や友人が広がっていく。
そんなラングラーワールドにこれからもどんどんハマっていきそうだ。
あさみんサンのカスタムはシンプルにタイヤ&ホイールとリアゲートのスムージングのみ。サスペンションはノーマルだ。とはいえこれでもオフロードはしっかりと楽しめる。ストロークに合わせたライン取りがポイントだ。ただ、今回ほかのラングラーを見てバンパーは交換したくなったとのこと。
撮影◆ Tomo's PHOTO 原稿◆石上智章
アメ車マガジン 2018年 10月号掲載
最新記事
2024/11/21
【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!
これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
2024/11/20
【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。
創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。
2024/11/19
アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット
16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。
2024/11/18
どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】
オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。