V8 351搭載のホットなランチェロGT【BUBU横浜】

魅力的なビンテージアメリカンを数多く取り扱う「BUBU横浜」。カリフォルニアの自社スタッフによって厳選されたビンテージモデルたちは、クオリティ重視のため、とにかく状態が良い。今回は中でもカルトな人気を誇る1971年型フォード・ランチェロを紹介しよう!
どこよりも品質の高いビンテージカーが欲しいならBUBU横浜へ!
取り扱い車種などに応じて全国的にショップを展開するBUBU光岡自動車の中でも「BUBU横浜店」は、BCDことBUBU・カリフォルニア・ダイレクト専門店とあって、横浜店のスタッフがカリフォルニアへ行き、現車を実際に確認して仕入れを行なうスペシャルショップ。最新のプレミアムモデルから、希少なビンテージカーまで、ビギナーからマニアまでフォローしてくれる。
仕入れにおいてはクオリティの高さを最も重視しており、ニーズの高い人気モデルはもちろんだが、特に旧車においては、日本ではマイナーなモデルであっても、優良な個体であれば品質ありきで仕入れるといったこだわり。今回紹介するランチェロもそんな1台だ。ライバルのシボレー・エルカミーノの方がポピュラーだし、現存数でもエルカミーノの方が多い。
希少性ではランチェロとなるが、現時点でのバリューはその希少性がさほど反映されていないだけに、同じバリューであればランチェロの方が好条件だったりする。この個体は前オーナーが西海岸にて長年所有していたもので、クリーンなコンディションを保持し続けてきた、いわゆるサバイバー的な状態。
搭載エンジンは351ci V8で、HOTな4バレル・キャブレターを装備するマッスルパッケージのGT。乗用車としての乗り心地の良さとマッスルカーとしての高いポテンシャルを確保しながらも、ピックアップとしてアメ車らしくカジュアルに付き合える魅力満載のモデルなのだ。
1971 FORD RANCHERO
セダンピックアップの先駆けとして1957年にデビューしたフォード・ランチェロは、7世代に渡り79年型までラインナップされた。66年の3世代目以降、2年ごとに世代が変わり、この1971年型は5世代目にあたり、最もマッスル色が濃厚という点で人気が高いモデル。スポーティな走行性能と、乗用車としての乗り心地の良さとのバランスに優れている点でも魅力のあるセダンピックアップだ。
4世代目でベースモデルがトリノとなり、マッスル要素が高まるも、ピックアップとしてのルックスは地味で武骨なイメージだったが、この5世代目では戦闘的とも言える精悍なマスクが与えられ、パフォーマンスの向上とシンクロして、ルックス的にもマッスルらしが一気に高まっている。規格の4灯式ヘッドライトの現車に対して、オプションでコンシールドヘッドランプを選ぶこともできた。
ベーシックグレードではコラムシフトによるベンチシート(3人乗車)となるが、このGTでは、センターコンソールを装備するフロアシフト&セパレートシートとなる。インテリアは全体的に同時期のエルカミーノに比べてよりシックで上質な印象。
テールゲートを開けた状態で完全にフラットとなるため、ピックアップとしての使い勝手が良い。ちなみに72年からはゲートの厚みが増す分、段になる。この個体はゲートの内側にパッドが貼られているので、シートとしても機能する。
先代に対して全長が5インチほど長くなったことで、ホイールベースはそれまでの113インチから114インチに延長されている。サスペンションのメカニズムは引き継がれ、スタンダードに対してGTではバネレートやスェイバーで強化されている。
ホイールはマッスルカーやHotRodではド定番のアメリカンレーシング製トルクスラストIIながら、エクストラポリッシュ済み。それによって一見して分かるほど深みのある輝きで魅力を放つ。ちなみに、そのコストはホイールの価格をも凌ぐ。
先代からベースモデルがトリノとなったことで、マッスルパッケージのGTもラインナップ。
設定エンジンは429も含めトリノと共通となる。この個体は4バレル仕様のHotな351を搭載。エアークリーナーケースまでストック状態をキープしている。
BUBU横浜
神奈川県横浜市緑区霧が丘5-1-5
Tel:045-923-0077
http://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/
ハイエンドな現行モデルから、ミュージアム級のコレクタブルなビンテージカーまで、選りすぐりのアメ車が大型ショールームにゆったりと佇む光景は、アメリカのセレブなカーマニアのガレージのようで圧巻。隣接するサービス工場には5機のリフトがあり、熟練のメカニックによって万全の体制を確保する。
Photo◆Hiroshi Nose Report◆Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2018年 6月号掲載
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