ダッジマグナムは希少価値の高いアメ車ステーションワゴン
ショップがイチオシするアメ車中古車を徹底試乗紹介!!
2005y DODGE MAGNUM R/T
THE PICK UP TEST DRIVE
希少価値の高いアメ車ワゴン ダッジマグナム人気が上昇中!?
2005y DODGE MAGNUM R/T
SUVの台頭により、ステーションワゴンというボディタイプはめっきり減り、アメ車ではもはや絶滅危惧種といっていい。しかし、SUV未満、セダン以上を求めるユーザーは根強くいて、1ナンバー登録ができるダッジマグナムの人気が上昇中なのだ。埼玉県のオールインポートで、マグナムを試乗!
ダッジマグナムを愛車に子育てを満喫。使い勝手に優れるステーションワゴン。
わずか4年の短命に終わるマグナムだがSRT8の市場価値は高い
マスタングエコブーストがイチ押しだがマグナムも実は「押し」の一台!
アメ車・逆輸入車&欧州車をメインに車両を展開する埼玉県三郷市のオールインポート。チャレンジャーに乗る代表を始めアメ車好きなスタッフがそろい、カスタム&チューニングモデルを次々と送り出し、輸入・販売・カスタムで注目を浴びるショップだ。
とくに最近ではチャレンジャーカスタムや、マスタング・エコブースト専用のチューニングである「COBBチューン」の日本正規総輸入元として展開するなど、新しいアメ車ユーザーの獲得にチカラを入れている。「もっとアメ車を盛り上げたい」という心意気は熱く、今後も様々な展開を模索中だ。
そんな同ショップの販売車両は、新車並行・実走行・ディーラー車のみで、乗り出し価格までしっかり記載し、走行履歴も明記。本国履歴も自社でチェックできる体制も完備する。初めてのアメ車購入でも安心できるスタイルを心がけている。 前述したマスタングエコブーストが同ショップの一番の売りの車種だが、実はダッジ・マグナムも「押し」のクルマだ。
その理由は、今では希少価値の高いステーションワゴンのマグナムを1ナンバー登録することにより、自動車税などの維持費を抑えられるからだ。1ナンバー化はSUVやトラックではポピュラーな方法だが、マグナムでもそれが可能。
ということは、6.1Lの最強モデルSRT8に乗ったとしても、自動車税は大幅減。 SUVよりコンパクトで、セダンより荷室が広い。しかも1ナンバーで維持費も安い。加えて車両価格も安いとなれば、マグナムが大注目なのは間違いない!
IMPRESSIONS
V6かV8で迷うエンジンだがV8のポテンシャルには惚れ惚れする
マグナムと同系の300Cでも言われることだが、購入時に迷うのがエンジンタイプ。個人的に2.7L V6では加速や高速巡航では物足りなさを感じるので、3.5L V6以上欲しくなる。とはいっても、5.7L V8 HEMIに乗ってしまえば、そのポテンシャルの違いからV6は乗れなくなるのだが…。
とにかく5.7Lは加速のレスポンスが早く、中高速域での延びは他のエンジンタイプに比べて群を抜く。足回りはさすが「メルセデス仕込み」で、高速コーナーでもふらつきは感じられない。当初試乗を予定していた06年型マグナムSRT8(撮影寸前に売約決定)。
ポテンシャルは言うまでも無く5.7L以上で、走ることが本当に楽しく思えるグレードだ。1ナンバー登録できるので、ネックの維持費も抑えることが出来る。
1ナンバー登録が可能で維持費が格安になるマグナム
残念ながら日本登場時には大きなブームとまではならなかったマグナムだが、車両価格が安い・1ナンバーで維持費も安いとなれば、今がまさに購入の選択肢になる注目モデルといえる。ステーションワゴンの使いやすさは、改めて見ていくとかなりイイ!
新並低走行で品質最高このマグナムは狙い
ダッジ・マグナムは、300Cと共用するLXボディを使い、05年に登場したステーションワゴン。しかし、アメリカでは荷物を運ぶクルマはSUVかトラックで十分だったようで、08年で生産が終了という短命に終わる。最終年型の08年ではマイナーチェンジを行ない、フェイスやボンネット、インテリアのデザイン変更やCPUなどの変更も行なわれている。
ただ個人的には、前期型のデザインが好みではあるが…。 紹介するモデルは05年型ダッジ・マグナムR/Tのクールバニラ。クールバニラは05年型にしかないボディカラーで、実は希少カラーだ。そこにブラックのストライプが入り、ダウンサスでローダウンし、ホイールはアシャンティの鍛造22インチを装着する。
インテリアはハースト仕様の名残りが残っているが、ほぼ純正。オプション設定のサンルーフ付きで、HDDサイバーナビ・ETC・バックカメラも装備されているので、後付けで加える装備品はほとんどないだろう。
中古車両のタマ数は比較的多いが、新並・低走行で内外装が綺麗な状態を保つ車両は少ないというマグナムだが、今回の車両はとにかく状態がハイレベル! とくに内装は本当に綺麗だ。 1ナンバー登録ができることで大きな注目を集めそうなマグナム。これは本当に狙い目だ!
マグナムのエンジンラインナップは、2.7L V6(190hp)/3.5L V6(250hp)/R/T 5.7L V8HEMI(340hp)/SRT8 6.1L V8(431hp)の4タイプ。SRT8は別格として、乗り比べると人気があるのはR/T 5.7L V8HEMI。「V8が本当は欲しいけど税金が…」というユーザーのために、オールインポートではマグナムの1ナンバー化を提案している。
ボディカラーのクールバニラは05年型のみの希少カラー。ブラックのストライプを入れて、ダウンサスでローダウン、アシャンティの鍛造22インチホイールを装着する。
ワゴンの一番の売りであるラゲッジの広いスペースは魅力的。開口部がCピラーのルーフ付近から開くので、荷物の出し入れはしやすい。底面にも収納スペースがある。さらにその下にスペアタイヤとバッテリーが収納されている。2列目を倒せばさらに広大なスペースが広がる。
HDDサイバーナビ・ETC・バックカメラといった、必需品の装備も装着済み。メーカーオプションの電動サンルーフも装備済み。グレーレザーシートで、フロントはヒートシータが備わる。10年以上前のクルマとは思えない綺麗な状態だ。
SPEC
全長×全幅×全高●5021×1880×1505㎜
ホイールベース●3048㎜
エンジン●V型8気筒OHV HEMI
排気量●5.7L
最高出力●340hp/5000rpm
最大トルク●53.5㎏-m/4000rpm
トランスミッション●5AT 新車並行
マスタング・エコブースト専用チューニング「COBBチューニング」
COBB チューン続々増加中 エコマスタングが面白い!フォードマスタング【オールインポート】
試乗SHOP:ALL IMPORT【オールインポート】
所在地:埼玉県三郷市半田 1063-2
TEL:048-959-9419
URL:http://www.allimport.jp
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日
ららぽーと新三郷やコストコが近くにある埼玉県三郷市の、オールインポート。カスタムやチューニングなどで、近年大きな注目を集めるショップだ。最近ではマスタングエコブースト専用のチューニングであるCOBBチューンの代理店として展開するなど、アメ車人気を盛り上げようとする意気込みは強い。
写真/古閑章郎/相馬一丈
アメ車マガジン 2017年12月号掲載
最新記事
2024/11/21
【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!
これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
2024/11/20
【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。
創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。
2024/11/19
アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット
16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。
2024/11/18
どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】
オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。