【1997 Chevy C1500】90sハイテックを匂わせるクールトラック

ピックアップトラック

シボレー

ビレットグリル

シルバラード

Silverado

C1500

CNC

バドニック

HURST

Chevy

K&N

NASCARトラックレース参戦モデルに相応しい5速マニュアル車をストリートカーとしてクールにまとめたC1500シルバラード。


80s-90sBeat 1997 Chevy C1500

IMG_8325

NASCARトラックレース参戦モデルに相応しい5速マニュアル車をストリートカーとしてクールにまとめたC1500シルバラード。スポーティかつスタイリッシュなトラックに仕上がった傑作車だ。

1960年にデビューしたGMのフルサイズトラック、C/Kシリーズの4世代目となるC1500は、同シリーズの最終型として88年~98年にラインナップされた。グレードはシャイアン、スコッツデール、シルバラードの3種。キャビンはシングル、エクステンド、クルーキャブ(4ドア)があり、ベッドはフリートサイドの他、ステップサイド、ヘビーデューティにはデューリーと、多様なバリエーションでラインナップ。

エアサスにアレンジし、極端にロワードしたいわゆるスラムド系が主流だが、その反面、リフレッシュを兼ねてストックの魅力を引き出しながら車高のアレンジでプロポーションを整えるレストロッド風のアプローチも増えている。この個体は、モールディングなどをリフレッシュしてストックの魅力を引き立てつつも、ビレットグリルやバドニック製ビレットホイールを投入し、ナインティーズ・ハイテックを匂わせるアプローチでまとめたセンスの良い1台。そしてスポーツトラックを地でいくファクトリー5速マニュアル車というのがキャラクターを決定付ける最大のポイント。

疾走感に溢れるロースタンスの車高プロポーションも絶妙で、C1500のショートボックスのスタイリングの良さが際立って、実に魅力的。エアサスは採用せず、このプロポーションで、5MTのHotな走りが味わえるのもポイント。NASCARトラック参戦車としてのペディグリーに見合ういそうでいない傑作車と言えるのだ。

IMG_8333 IMG_8359

絶妙な車高スタンスにアレンジされていることで、ショートボックスならではの引き締ったスタイリングの良さが際立つ。ファントムな社外ビレットグリルは、ピッチを細かくアレンジしたうえでインストール。バンパーは前後ともにマッチペイントし、純正のモールディングを装着することで、シャープな印象を与える。2010年型シルバラード用のテールゲート・プロテクターがスポイラー的で疾走感あるルックスに貢献。

IMG_8318 IMG_8323 IMG_5211

基本的にストックをキープするフロアシフト&ベンチシート車。マニュアルのシフターはショートストロークの社外品でアップグレード。レバーは専門ブランドのHurst 製。ベゼルはCNC 製作によるナオキモータービルドのオリジナル品。黒一色のステアリングは、社外のビレット製。

IMG_8349

搭載エンジンは255hpを発揮するボーテック350(5.7L)。K&N製のパワーフィルターの投入やマフラーのアレンジでレスポンスの良いフィーリングを確保。そして、トランスミッションは5速マニュアル。アメリカンV8&スティックシフトをイージかつ快適に味わえる!

IMG_8314 IMG_8356

フロントは2インチドロップスピンドルとベルテック製サスをカットして装着。リアのリーフスプリングはフリップキット&ロングなシャックルを用いてデフ下に移設。バンプラバーにはハイエース用を流用するなど、プロポーションだけでなく、乗り味も踏まえてアレンジ。ホイールはバドニック社のビレット製。タイヤはウルトラスポーツ(F:245/35ZR20、R:275/35ZR20)。


Special Thanks ◆ NAOKI MOTOR BUILD
TEL:072-236-7300


Photo & Report ◆ Hideki Ishibashi
2018年 アメ車マガジン 2月号掲載


関連記事

RELATED


ローダウンもリフトアップも理想のカタチを仕上げる匠 シボレーシルバラード&GMCシエラ【カープロデューサーK&G】

岐阜県各務原市にある「カープロデューサーK&G」は、アメリカントラック全般を専門とするカスタムショップ。旧車から最新型まであらゆるスタイルを実現する注目店だ。

美しいボディだけが美学ではない傷や汚れも本物の証 シボレーC10【ホットスポット】

日本でもヴィンテージ・トラックに対する評価が高まり、価格も年々上昇傾向にある。中でもシボレー・C10は人気のモデルで、アメリカでも価格は日本以上に急騰中。

ホイールはRPBの22インチで、オフセットがマイナス70という圧巻スタイル。シボレーシルバラード CHOSU ☆ アメマガガール

どう見てもこのハイリフトの07年型シルバラードは、筋骨隆々の男子が乗るスタイルだ。にも関わらず、運転席から飛び降りるように出てきたのは、超ミニのワンピースを着るアメマガガール。

C1500レギュラーキャブが2台、07年型タホ、08年型シルバラードと合計4台を所有

2008 CHEVROLET SILVERADO / 2007 CHEVROLET TAHOE / 1995 CHEVROLET C-1500 / 1993 CHEVROLET C-1500

【1994 シボレーC-1500】往年の王道スタイルが再び脚光を浴びる

454SSを筆頭に中古価格が急騰しているC/Kトラック。一世を風靡した王道ロースタイルも逆に新鮮さを感じ、再び脚光を浴びている。そんなC1500が移転リニューアルしたMSTオートモーティブで販売中だ。

 

最新記事


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2025/03/29

【シボレー タホ】バンに乗りたかったのが一変、SUVを選択してカスタム

SUV

シボレー

アメ車に乗りたいと思うキッカケとしてはいくつかあるが、映画を見て影響を受けたという人は多い。紹介するタホのオーナーさんもそう。当初は劇中で使用されているバンにこころを奪われていたものの、SUVの良さにも惹かれてタホをセレクト。

2025/03/28

GMT400ラバーズが集う宴も2024年で10周年!【第10回全国C/K15祭り in 富士】

イベントレポート

シボレー&GMCのC/Kシリーズの中でも、GMT400プラットフォームベースの4thジェネレーション愛好家で構成される「シェビーC/K15オールドフェイスクラブ」による、毎年恒例の全国祭りが2024年も開催された!

2025/03/26

本国ドリフトシーンのトレンドを5世代目のマスタングでアレンジ!

クーペ

フォード

ホイール

ドリフトシーンのトレンドホイールであるRTRを第5世代マスタングにセットアップ!ネオクラシック×ドリフトスタイルで魅せる斬新なスタイリングに迫る!

ランキング


2025/03/31

究極の高速オフロード性能とパフォーマンスを実現した「グラディエーター・モハベ」

SUV

ジープ

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。その系譜は脈々と受け継がれ、最新モデルの進化の度合は凄まじいなか、オートギャラリー東京にジープ・グラディエーターが入庫。しかも砂漠やダート走行に特化した「MOJAVE(モハベ)」だ。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2018/11/20

映画『アメリカングラフィティー』の劇中車として、世界一有名なデュース・クーペ をオマージュ

ビンテージ

フォード

STREET ROD ECSTASY
1932 Ford 5 window