休日のアシに活躍する〝惚れるカマロ〟1970y Chevrolet CAMARO RS【TDO MOTORING】

クーペ

ビンテージ

シボレー

TDOモータリング

岐阜県

カマロ

アメリカンビンテージvol.01

レストア

カマロRS

TDOモータリングの手により現代風のアレンジが施されている。エアコンやラジエーターなど快適性や安定性を左右するパーツについては適切なカスタムが施され、タイヤ&ホイールは18インチに大型化。そしてローダウンだ。


1970y Chevrolet CAMARO RS

大排気量エンジンでモーレツな走りができるのはマッスルカーの魅力。そういう走り方でもいい。だけどのんびり走るのもいい。そのどちらもを楽しむことができるのがクラシックマッスルの魅力でもある。美しいコンディションが維持されたカマロの素性を聴いた。

カマロは1967年から生産されているシボレーのマッスルカー で、1970年から2代目、1982年から3代目、1993年から4代目、現行の5代目は2009年からのモデルとなる。5代目が初代を踏襲したスタイルに回帰したものの、基本的に各世代でまったく異なるデザインが採用されており、それぞれが個性的でカッコ良い。写真のカマロは2代目の前期モデルにあたる。2代目はデザインこそ大変更が施されたものの、その中身は概ね初代から引き継がれているのも特徴だ。


1970y Chevrolet CAMARO RSバックスタイル

そんな2代目カマロのRSを仕入れ、TDOモータリングがリフレッシュしたのが、ここに紹介する1台である。現在はこの1台に惚れ込んだオーナーにより大切に愛用されている。可能な限りオリジナルを残しているのが特徴のひとつだ。

可能な限りオリジナルを残しているのが特徴のひとつだ。エンジンはオリジナルのままリフレッシュされており、外装についてはカラーナンバーを調べてオリジナルと同じカラーでリペイントしている。メッキ部分こそリプロ品を使っているが、それ以外は純正部品でリフレッシュしている徹底ぶりだ。


それでいて現代風のアレンジがTDOモータリングの手により施されている。エアコンやラジエーターなど快適性や安定性を左右するパーツについては適切なカスタムが施され、タイヤ&ホイールは18インチに大型化。そしてローダウンだ。


ところで、現在のオーナーはポルシェも愛用するが「ポルシェだと挑まれる」と苦笑する。ところがこのカマロなら自分のペースで走ることができると話す。オーナーは、TDOモータリングが仕上げたカマロに一目惚れして購入を決意したという。

1970y Chevrolet CAMARO RS チルトレバーを装着

現代のクルマでは当たり前に備わっているチルト機能だが、クラシックカーでは備わっていない場合も多い。このカマロはコラムにチルトレバーを装着し、調整できる。

1970y Chevrolet CAMARO RS ビンテージエアーのエアコン装着

クラシックカーの弱点とも言えるエアコンに対するTDOモータリングの答えは、ビンテージエアーのエアコン装着。さらにインパネ中央部分に吹き出し口を増設し、効きにも配慮してある。

1970y Chevrolet CAMARO RS シート 1970y Chevrolet CAMARO RS オーディオ
1970y Chevrolet CAMARO RS サイドドア 1970y Chevrolet CAMARO RS 天井

内装はリフレッシュが施されており、程よくオリジナルの状態を残しながらも、清潔感のあるコンディションが保たれている。もちろん、現オーナーが大切に乗っているからこその良好なコンディションだ。

1970y Chevrolet CAMARO RS 足回り 1970y Chevrolet CAMARO RS 足回り

足回りではホチキス製ローダウンスプリング&リーフを装着。純正のままでは野暮ったくなってしまうシルエットを引き締めつつ、乗り味にも配慮した、ショップのセンスが光るチョイスだ

1970y Chevrolet CAMARO RS エンジンルーム

1970y Chevrolet CAMARO RS 1970y Chevrolet CAMARO RS

オリジナルの350立方インチのエンジンを搭載。つまり5.7ℓのV8 エンジンでコンディションは万全にレストア済み。アルミラジエターを装着して安定性を向上しているのもポイントのひとつ。エンジンのフタであるボンネットにはカウルインダクションを装着し、マッスルカーらしい美しいボディラインを強調。


■取材協力:TDO MOTORING
http://www.tdomotoring.com/


■Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine
アメリカンカンビンテージ vol.01


関連記事

RELATED


歴代カマロの中でもひと際人気の高い1969yカマロ

CAMARO RS

【1969年型 シボレーカマロ】絶品コンディションのベビーカマロ

官能のビンテージアメリカン Vintage Ecstasy オリジナルブランドを展開し、エスカレードなど高級SUVカスタムを提案するAZRことアズールモータリング。しかし同店の魅力は、こうしたヴィンテージカーの扱いにもある。

1969 Chevrolet Camaro RS
1969 Chevrolet Camaro Convertible

69年型から、以前はシェビーⅡのサブネームだった「ノバ」に車名統一。1970y シボレー ノバ【ガレージカーカス】

メンテナンスからカスタムまで。新旧アメ車、逆輸入車などをトータルで扱う「ガレージ カーカス」。今回そのピットで見つけたのは1970年型のシボレーノバ、2ドアクーペだった。

アメリカを代表するピックアップトラック、シボレーC-10の2代目モデル【TDO MOTORING 1969y Chevrolet C-10】

ピックアップトラックはアメ車らしさを満載しているが、現代的なピックアップは高級感が強すぎて無骨に使うイメージがない。しかしクラシックなら程よく力が抜けた感じがあって、例えばレジャーのアシにもピッタリの存在だ。

1970年型シボレー・シェベルSSのクラシックカー改造術!快適性とパフォーマンスを追求

1970年型シボレー・シェベルSSの記事では、アイコーポレーションがレストア・カスタマイズしたクラシック・アメリカン・カーを紹介。この車は日本の高温多湿な夏のコンディションに合わせて改造され、快適性とパフォーマンスが向上した優れもの。大規模なカスタマイズにおいてベース車の選択の重要性にも触れる!

 

最新記事


2024/11/21

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

バン

シボレー

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2024/11/18

どんな車種でも装着するだけで、気ままなクルマ旅が楽しめる!【OVERLAND SPEC OUTDOORS ROOF TOP TENT】

アウトドア

ショップ

オーストラリアに端を発し、アメリカや日本を初め、世界各地でユーザーが増加しつつある「オーバーランドスタイル」。様々なアメ車を販売するスカイオートでは、OSO製品を各種取り扱い中だ。

ランキング


2024/11/20

【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

ショップ

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

2024/11/19

アメ車好きの父の密かな夢、最愛の娘とのツーショット

セダン

キャデラック

リンカーン

HOUSE

16年前に当時11才だった愛娘と一緒にアメマガに登場したオーナーさん。娘が大人になってアメ車に乗り、もう一度一緒にアメマガに…。そんな夢を胸に秘めていたオーナーさんの夢が遂に実現。

2018/11/22

ストリートロッドのベース車として、ダントツ人気のデュースこと32年型Ford

ビンテージ

フォード

乗って楽しむことこそが、ロッダーの流儀なだけに、コスパに優れるピックアップでフレンドリーに楽しむのがオススメ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】